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干支学からの令和3年の運勢
令和3年辛丑六白金星の活動と行動
今年の干支は辛丑(かのとうし)。六十干支のコードナンバー38番目に当たり「十干」と「十二支」とを組み合わせたもので、六十の組み合わせがあります。
また、十干とは甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸のことで、
干支 子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥を組み合わせるときの決まりとして必ず十干を上に置くところから天干(てんかん)とも言われます。
◎天干辛(てんかん かのと)の熟語は辛苦 辛酸 辛痛 辛労 辛辣 辛艱などと辛くて厳しい状況が読み取れます。老若男女を問わず全ての人々に降りかかる脅威や不安がある反面「辛」の字は新(しん)で草木の枯死してまた新しくなろうとすること。「史記」の律書に「辛は万物の辛生(新生)を言う」とあるように新しく生まれ出ること。
新型コロナウイルスの禍で世界中パニック状態になりましたが、艱難辛苦を得て新薬開発・ワクチン研究開発など進み医薬医療効果は手の届く位置まで接近。
2020年12月10日の中日新聞朝刊に脱コロナ「日本は22年4月」となり、先進国では遅いと見込まれたが暗中模索の域から脱皮し日常生活が戻る日も遠くはないでしょう。
◎干支丑の五行は土星の陰で、艮は方位北北東30度の間を指していて、忍耐強く着実に力を貯え自分自身を信じてどんな困難をも打ち破って目的を達成させます。
また丑は消長卦では易の卦は地沢臨となり、
臨機応変に頭で考えるより、状況に応じ柔軟な行動をすることが重要です。
◎六白金星。
禍を転じて福と為す事も可能な年。
働き方のライフスタイルもテレワークやリモートワークAIの導入など決断力と活動で実行力を発揮し、人を統率していくのが「六白金星」の作用であり、その行動は公明正大で精神性高く博愛主義を理想とします。
六白金星の象意には政治 教育 大企業 法律 官公庁を司り、国民の一人一人が安全に安心して生活ができるよう、また教育の場は人としての人格を養い人間形成の道場としての作用が働きます。
そこで注目すべき人物。国なら総理。企業なら社長。教育なら先生。家庭なら父母。全てトップの座に位置づく人々の9年に一度、(六白中宮の年)廻って来る棚卸の年です。地位ある人は三省を。(何度も重ねて反省する事)
曽(そう)子(じ)曰く(いわく)、吾(われ)れ日(ひ)に三(
また六白金星は特に祭り事も意味する。こころを正して神を敬うことも心がけて。
古代中国の家庭で家内安全を願う為の一年に行う五つの祭りに、五祀(ごし)を祀(まつ)る習わしがある。
春は戸(入口の神) 夏は竈(かまどの神)現在ならガス台やIHクッキングヒーターのこと。 秋は門(門の神) 冬は行ミチ(道路の神)土用に中霤(チュウリュウ)(室の中央の神)を祭る。
神というと神社だけではなく、日頃お世話になっている身近な神に感謝もよし。
平安中期以後の陰陽道でいう凶日の1つに赤舌日(シャクゼツニチ)という日があり。
兼好法師の「徒然草」のなかに「赤舌日」についての話があります。赤舌日というのは、太歳(木星)の東門を守るという赤舌神配下に六匹の大鬼のうち、特に極悪忿怒で人々を悩ます羅刹(ラセツ)神の当番日のことです。
この日は「末(スエ)とをらず」といって、この日に言ったこと、この日に仕始めたことなど、いずれもまとまらず、結末を得ない。また、この日に手に入れた物は失ってしまう。
この日に計画したことは完成しないといわれている。
これに対し兼好法師は、吉日に始めた事でも悪い結果になることもあり、悪い日に始めた事でも良い結果を得ることもある。これはみな無常変易(ムジョウヘンエキ)ということであり、この世の事はすべて夢幻(ユメマボロシ)なのだから仕方がない吉日といえども悪をなせば必ず凶になり。悪日といえども善をおこなえば、それは吉日ということになります。
「吉凶は人によりて日によらず」と述べています。
今年はまだまだ辛い時期が続きますが、新しく良きもの生まれるでしょう。忍耐強く臨機応変に過ごし、上の立場である人ほど自分に厳しくあれ。
令和3年辛丑六白金星の歳 皆さまにはどの様に響くでしょうか。
占の城 千夜物語所属
コセキ シャーマ
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