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大熊茅楊先生について < Part.1 >

私は、
ここ千夜物語で働き出して数年後、
山陽先生に同行して、東京の「昭和の易聖」といわれる
加藤大岳先生ゆかりの講演会に参加するようになりました。

私が易を勉強するようになった時には、
大岳先生はもうお亡くなりになっておりました。

その大岳先生を偲んだ七回忌の年に、
御茶ノ水駅のすぐ近くの湯島聖堂で講演会が開かれました。

主催は大岳先生のご子息夫妻が経営している紀元書房で、
講師の方々は大岳先生の高弟たちによる講演会でした。

その講演会が好評のため、
毎年11月3日の日に、湯島聖堂で講演会が開かれるようになりました。

 

湯島聖堂は、元々は孔子廟であり、
世界最大の孔子様の銅像があります。

そして、都会のど真ん中にありながら、
木々に囲まれているせいかとても静かで、
どこか神聖な空気が流れている所です。

「易経」を書かれた孔子様のお膝元での講演会は、
正に易に最も相応しい場所だと思いました。

 

そして、山陽先生と東京へ行く時、
たまたま私の親しい友達の陶芸作家たちと名古屋駅で偶然に会いました。

彼らは日展の入選者に対して開かれるレセプションに
参加するために東京へ行くところでした。

それからは、いつも彼らと毎年同じ日の同じ新幹線でした。

 

その講演会中、
山陽先生の紹介で、私は多くの著名な占術家に会わせていただくことができました。

その諸先生方は本だけで知っている、
私にとってはまるで雲の上の人たちでした。

でも、占術家の先生方は、
とても謙虚な方達で人間的にも魅力的な人たちばかりでした。

 

その中でも、
私が易の判断のお手本としている大熊茅楊先生に会えたことは感激でした。

大熊茅楊先生は、
加藤大岳先生の高弟の四天王の一人といわれています。

 

私は紀元書房が毎月発行している冊子
「易学研究」で大熊先生の占例をいつも読んでおり、
その判断の深さにとても感銘を受けておりました。

 

その尊敬する大熊先生が目の前で講演して下さり、
尚且つ写真まで一緒に撮らせていただけたのは、
ひとえに山陽先生のおかげで私の一生の思い出です。

 

その日、大熊先生は日々多くの方の相談にのっておりますが、
その一例を講演して下さりました。

その時の先生の講演の中の占例を、今回は取り上げてみたいと思います。

 


 

それは、嫁いだ娘さんに関して、
母親からの相談で、
嫁いてまだ1年足らずなのに、
その娘さんが『どうしても離婚したい!』と言っているというのです。

でも、どんなに聞いてもただ泣くばかりで、
その訳を絶対に言わないそうで、
その『離婚したい理由は何んですか?』と先生に問われたそうです。

 

ですから、占的はズバリ、
その娘さんの【離婚したい理由は何か?】です。

そして、先生の得卦は、
水雷屯の三爻でした。

私はそれを聞いた時、
『ハァハ~ン!?』とピンと来ました。

 

さて、今回はここで一旦終わりにします。
皆さん、この答えを一度考えてみて下さい。

 

解答は次回の記事で発表することに致します。

 

 

*六十四卦一覧を別ページにて作成しましたので、こちらのリンクよりお進みください。➡六十四卦一覧

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