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占いは多数決ではありません! < Part.1 >

    

皆さん、
占いは良いことしか信じないわ!
と言う人が多いと思います。

でも、果たして本当にそれで良いのでしょうか?
今回も相当古い話ですが、
ある一人の女性が来店されました。


そして、
お店を開きたいが
確か喫茶店だったと思いますが、
それが『上手くいくかどうか?』と尋ねられました。

それで、私は、
その話は「どこまで進んでいますか?」と聞きました。

店の場所は決まっているのか?
権利金はもう支払い済みなのか?
内装工事はもう終わっているのかどうか?
・・・、
などなどです。

要するに、
悪い答えが出た場合に、中止することができるか?
ということを確認したのです。

でも、
全てが既に終わっていて、
そのお店は開店するばかりでした。

それでも、
易を立てて占ってみたところ、
【絶対に?失敗するだろう!?】と出ました。

そして、
得卦(とっか)は【山地剥】でした。

爻はちょっと忘れてしまったのですが、
確か三爻か四爻だったと思います。

この【山地剥】という卦は、
【大凶?の卦】で、
酷い状況や悪い人に追い詰められて、
崖っぷちまで追い詰められて、
【逃げるにはその崖を飛び降るしかない?】と言うような
切羽詰った危機を暗示している卦です。

実際には、
学校や職場でのイジメの問題などでよく出る卦です。

そして、
この卦が出たならば、
本人の努力という次元では最早なく、
場合によっては命が危ないので、
【すぐにそこから逃げ出せ!?】という状況になります。

もし学校ならば、
退学や転校を勧めますし、
仕事ならば、即退職して転職を勧めます。

次に進む気力や体力がある内に、
そこを離れた方が良いからです。

そうでないと、
精神的に病んでしまう恐れが多分にあるからです。

とにかく、
逃げるが勝ちという状況で、
その爻によって安全に逃げられるかどうか?の違いで、
到底戦って勝てる相手や、
ましてや、その状況でも決してありません。

また、儲け話やおいしい話などにもよく出る卦です。

でも、儲かるどころか、
騙されていたりして、
身包み剥がされるといったような状況に
追い込まれる可能性の方が格段に高いのです。


さて、
それを今回のお店の件に当てはめますと、
必ず?失敗して、
それまでに投資したお金が無駄になり、
大きな損失を被ると考えられます。

さらに、
それでもと、
まだ頑張り続けると、
もっと大変なことになり、
赤字が際限なく増え続けることになります。

それで、
私はお客様に、
「残念ながら失敗すると出ています!」
だから、
「もし赤字になりましたら、
損失が少ない内に、絶対に早い内に見切りをつけて下さいね!」

心苦しいですが、正直に申し上げました。

すると、
その女性は、
その思いもよらない答え?に驚愕して、
『これって占いでしょ!? だから外れることもあるでしょ!?』
と、突然タンカを切られました。

それで、
私は「ハイ!その通りです!」と申し上げました。

そして、
失礼ながら、
「悪い答えはもし外れたら、
お客様にとってはラッキーなことです。
だから、今日のことは忘れて下さい!」

「でも、不幸にも結果が当たってしまったら、
私の言葉を思い出してくださいね!」
と申し上げておきました。

このケースのように、
自分の期待する答えでない時、
この方のように、
その怒りを私に直接ぶつけるお客様が、
時々おみえになりました。

そんな時は、
いつも一歩引いて、
このように言っておりました。
要するに、
「結果で判断してくださいね!」と。

でも、
そのようなタンカを切って帰られたお客様でも、
その後、結果が当たっていると、
今度は必ず指名で来店されました。

『あの時は、信じられなかったけど、
やっぱり結果はあなたのいう通りだったわ!』と。

そして、
『じゃあ今度の場合は・・・?』
などと言われました。

しかしながら、

占いって悪い答えが出たら、
その改善方法も言ってくれるんでしょう?
それが良い占い師なんでしょう?

と、思っている方も多いと思います。

でも、
果たして、
本当にそうでしょうか?

私は、
変えられるものと、
変えられないものがあると思っています。

つまり、
自分一人のことならば
努力次第で確かに改善させることは可能です。

そもそも、
占いの本来の役目は、
【転ばぬ先の杖】です。

占いによって、
危険や失敗を事前に知ることにより、
ある程度の準備は出来ます。

そして、

大難は小難に

小難は無難にすることが可能です。

でも、

相手が居る場合やもう手遅れの場合は、

それは、かなり難しいと私は思っています。

 

恋愛だって、

人間関係だって、

思い通りには中々行きません。

 

自分の気持ちを変えることだって簡単ではないのに、

ましてや相手の気持ちを変えることは、

非常に難しい?と、思います。

 

それで、

今回のお客様の場合は、

どうなったか?と言うと、

数ヵ月後に、

やはり指名で再び来店なさいました。

 

そして、彼女は、

『やっぱりあなたの言う通り、上手く行かなかったわ!』

と、残念そうに言われました。

ところが、

この話には、

まだ続きがありまして、

彼女はこう言われました。

『私はあなたの言うことが信じられなくて、
その後、十一軒も占いをハシゴしたのよ!』

『そして、あなた以外は全部、
上手く行くと言ったのよ!これはどうして?』
と、とても不思議がっておられました。

それで、私は、
「それはおそらくこのお店が上手く行くかどうか、どうなるか?
と直接占っていないからですよ!」
と私は言いました。

こういう問題を直接占うには、
占いの中でも卜占(ぼくせん)が適しています。

その卜占の中でも、
特に、東洋的な易か
西洋的なタロットが適しています。

 

ただ、
タロットはスパンが短いのが欠点で、
その点、易はスパンが長く取れるので、
易が一番適しているのですよ!と言いました。

しかしながら、
本格的に易をやっている方は大変少なく、
それがとても残念です。

他の方たちは大抵他の占法(せんぽう)で、
あなたの今年の運勢が良いから上手く行くでしょう?とか、
あなたの運勢自体が強いから?とか、
あなたは商売に向いているから?とか、

方角が良いから?とか、
はたまたお客さんの勢いに合わせただけのリップサービス?の人も、
かなりいるかもしれませんよ!と、私は彼女に言いました。

正直に言いますと、
私は、これらの無責任な?占い師たちに憤りを覚えます。

なぜなら、
だから『占いなんていい加減なものなんだよ!』
と世間では、まだまだ言われるのが現状ですから。

ただ、占い師としては、
相談に来られるお客様の味方をしてあげたいと、常に思っています。

ですから、
出来るだけ良い事を言ってあげたいと思います。

でも、
易は私がその答えを決めるのではなく、
易神<注釈#1>
が出した答え、
つまり得卦
忠実に読み取るのが私の使命であって、
お客様に媚びることは許されません。

確かに、
占いをハシゴすれば、
必ずあなたの期待する答えを
言ってくれる占い師は沢山居ます。

でも、果たしてそれで良いのでしょうか?

正しい結果よりも、つまり現実よりも、
その気休めな的な言葉?の方が良いのでしょうか?

時には、
それも必要な時があることは、理解できますが・・・。


しかし、
皆さん、
考えてみて下さい。

現実には、誰も勝つことは出来ません。
現実からは、誰も逃げることも出来ません。

だからこそ、
その現実の結果を先読みして、どう対処するか?
と、心の準備をして、
それに備えることが大切だと私は思っています。

 

ですから、占いは決して多数決ではありません

いくら多数派の意見が多くとも、それが正しいとは限りません。

現実という真実は一つなのだ!ということを忘れないで下さい。

 

その現実を受け止めて、
その現実の中で、どう生きるか?が、
私たち一人一人の生き様なのだ!と私は考えています。

 

 

 

 

 

<注釈#1>

【易神】易神とは易の神様という意味です。偶然は必然であり、そこに神の意思が働いていると考えます。易では、その神の意思を、易を通して知ることになります。神の意思を易神の意思として、易を立てて占い、その得卦を神のご神託として、受け取ります。そして、その神の答えである得卦を如何に正しく読み取るかが占者の使命です。

 

 

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